これから語学留学やワーホリで語学学校に通うことを考えている方は、本当に英語が伸びるのか気にしている方も多いと思います。
「せっかくお金と時間をかけるんだから、ちゃんと英語を喋れるようになりたい!」
ほとんどの人がそう考えているはずです。
実は、語学留学で英語が伸びない人には、共通した特徴があるんです。
語学学校のスタッフとして、留学者を200人以上をサポートしてきた私の経験から、留学で英語に伸び悩む人の特徴を4つご紹介します。
留学での「なってはいけない具体例」を事前に把握し、自分自身がそうならないように対策することで、満足できる語学留学を実現しましょう!
語学留学で英語は伸びない!?
留学に行っても英語が喋れるようになっていない友達を見て、
「やっぱり留学って意味ないんじゃ。。」と思っている方も多いかと思います。
結論から言うと、語学留学で英語が上達するかは完全にその人次第です。
同じ期間留学したとしても、
日常会話を上級レベルで話せるようになる人もいれば、
相手の言っていることをほとんど理解できないままの人もいます。
私は高校生の時にアメリカに住んでいたのですが、アメリカ在住歴が10年以上なのにほとんど英語を話せない日本人の方も実際いました。
このような場合もあるため、
「とりあえず語学留学行っとけば、英語は身につくでしょ!」という考え方は危険です。
では早速、どのような人が英語に伸び悩むのかを見ていきましょう。
英語が伸びない人の特徴4つ
以前、語学学校のスタッフをしていた時に気づいた「英語が伸びない人」が持っている共通の特徴を4つご紹介します。
これらの特徴は、注意していても自然とおちいってしまう可能性があるので、留学前から留学が終わるまでしっかり胸にとめておきましょう!
1. 英語を話せる自分をイメージできていない
留学する際に目的や目標を持つことと同様に、「英語を話せる自分」をイメージすることはとても重要です。
英語を話せる自分をイメージできていないと、2つの理由から英語が伸びません。
- 目標が見えず、目指すべき方向がわからなくなる
- 目的を感じれず、モチベーションが維持できない
語学留学といっても、楽しいことばかりではなく大変なことも多いです。特に英語学習においては、何度も壁にぶち当たることでしょう。
そんな時に、立ち戻れる理由や強い思いを持っている人は、気持ちが折れず、しっかりとした方向に進んでいくことができます。
「なんとなく英語を勉強している」という人は、勉強する内容がバラバラになり、効率の悪い勉強をしてしまいがちです。
しかし例えば、「将来海外でビジネスをするため、英語でのプレゼンをマスターする」というイメージを持っている人は、そのために必要な勉強に集中できます。逆に言うと、自分にとって今必要でない英語学習をせずに済むので、効率が良くなるのです。
また、英語学習の壁にぶつかったとしても、そのイメージを持っていることで道のりが見え、乗り越えられるようになります。
目指している方向をブレさせず、英語学習に対するメンタルが途中で折れないよう、「英語ができる自分」をイメージし続けよう!
2. 留学前に勉強をしていない

「えっ、勉強は留学してからじゃないの!?」
と思われる方も多いかもしれませんが、留学前の勉強は非常に重要です。事前学習なしで留学に行くと、日本でもできる勉強を留学中にしなければならず、留学の効果が半減してしまうからです。
英語を話せるようになったり、書けるようになるためには、単語や文法の基礎学習が必要です。基礎である単語や文法などの勉強を事前にしてこなかった人は、留学中にその勉強をするハメになります。。
つまり、海外留学という英語をいつでも話せる環境にいるにも関わらず、机に向かって単語や文法の勉強をしなければならないのです。これはどう考えても、環境を活かすことができず非効率です。
なぜこうなってしまうかと言うと、最低限の単語や文法を身に付けていないと、英語上達においての次のステージへ進めないからです。
日本語でも同じですが、まず単語を知らないと何も伝えることができません。それだけでなく単語を知らないと、そもそもリスニングやリーディングなどのインプットができません。つまり、英語使って情報を得ることができないため、上達のしようがないのです。
また、文法の基礎を身に付けていないと、英会話での文章も作れません。フレーズで話している間は良いですが、ちゃんとした文章で話したい時には絶対に文法知識が必要になります。
留学前は忙しくなりがちですが、少しずつでも勉強し、留学中にしなければいけないことを先に減らして出発しましょう!
留学前に文法と単語の勉強をすることで、留学中は実践会話などのアウトプットに集中できる!
3. 日本人で絡みすぎる

説明するまでもないかもしれませんが、英語に伸び悩むほとんどの原因が日本人との過度な交流だと言えます。
日本人との交流しすぎで英語が伸び悩むのには、意外にも2つの理由があります。
- 単純に英語を話す時間が減ってしまう
- 脳を完全に英語脳に切り替えられない
①に関しては、想像しやすいと思います。現地で外国人の友達と交流するかわりに、日本人と絡んでしまうことによって、英語を使う機会がシンプルに少なくなります。英語の上達は英語に触れる時間にある程度比例するので、伸び悩みに繋がります。
②については意外に知られていませんが、留学中は『英語脳』に切り替えることで英語の伸びが加速します。英語脳とは、英語で考えて英語でコミュニケーションをとることが自然にできる状態です。「留学中に英語で夢を見た」という人がたまにいますが、その状態にまで持っていくことができれば、急速に英語が上達します。
しかし留学中に日本語を使う機会が多いと、英語脳に完全には切り替わっていない中途半端な状態が続いてしまいます。そのため、英語力アップのスピードが遅くなり、伸び悩みへと繋がってしまうのです。
せっかくの海外留学、現地でしか出会えない人との交流を楽しんで、英語脳を身に付けましょう!
4. 細かい英語のルールを気にしすぎる
細かい英語のルールを気にすることは一見良いことのように思えますが、実は英語上達の落とし穴でもあります。厳密に言うと、気にする事は良いのですが、気にしすぎると伸び悩みに繋がります。
語学学校のスタッフをしていた時に出会った方で言うと、まじめな性格の英語初心者の人に多い特徴でした。ネイティブでも気にしないような細かい英文法ルールなどに気を取られすぎて、肝心のコミュニケーションを楽しめなくなるのです。
たとえば、前置詞の in/on/at などの使い分けを絶対に間違えてはいけないと思い、発言を躊躇してしまうことなどが代表的な例です。もちろん正確に前置詞を使えるようになることは大切ですが、それは実践の中で徐々に身に付けていけば大丈夫です。ネイティブが使っているのを聞き、「あ、こうゆう時はinを使うのか!」というのが状況に応じてだんだんと自然にわかってきます。
そのような小さなルールを意識しすぎるよりも、コミュニケーションを楽しめずに実践で話す機会を減らすことの方が、英語の伸び悩みを生む原因となります。細かいミスや小さな失敗を恐れず、どんどん英語に触れ続けることを意識しましょう!
英語を、『失敗の許されない計算式』のように考えず、コミュニケーションを楽しむ手段として学ぶことが大切!
まとめ
語学留学で英語が伸びない人が持つ特徴ついて、知っていただけたでしょうか?
では最後にもう一度、ポイントをおさらいしてみます。
- 英語を話せる自分をイメージできていない
- 留学前に勉強をしていない
- 日本人で絡みすぎる
- 細かい英語のルールを気にしすぎる
留学は英語がすべてではありません。ただ、英語を伸ばすことで、出会う人も見える世界も広げることができます。
強い思いを持って留学やワーホリなどへ行く方は『英語が伸びない人の特徴』を踏まえ、ご自身がそうならないように気をつけましょう!
また、留学で英語が伸びる人の成功例からも学びたい方は、ぜひこちらの記事もご参考してください。
長文お読みいただきありがとうございました。