これから語学留学やワーホリで語学学校に通うことを考えている方や、
現在留学中で英語に伸び悩んでいる方は、
どうしたら留学中の効果を高められるのか気になっていると思います。
「留学に行くなら、ちゃんと英語を喋れるようになりたい!」
ほとんどの人がそう考えているはずです。
しかし留学に行っても、英語が伸びないまま日本へ帰国してしまう人がいるのも事実。人によって成果が変わる留学ですが、留学中に英語を伸ばしている人には、実は共通した特徴があります。
語学学校の元スタッフとして3年間で約200人以上をサポートしてきた中で、留学で英語を伸ばせた人も伸ばせなかった人も両方を見てきました。
その中で気づいた、語学留学で英語を伸ばす人がしている5つのコトをご紹介します。
今回ご紹介する特徴を「留学での良い行動例」として参考にし、あなたの留学にもぜひお役立てください!
英語が伸びる人のマネをする
留学で英語が堪能になった友達を見て、
「私も英語を喋れるようになりたい」と思っている方も多いはず。
同じ留学でも、英語力が伸びる人と伸びない人がいるのは、行動と考え方の違いが原因です。
これから留学する方にとって、「英語が伸びる側」の人になるための一番かんたんな方法は、英語を伸ばした人の行動をマネすること。
英語力の向上に繋がる行動や考え方を学び、あなた自身の留学を成功にさせるためのヒントにしましょう!
語学留学で英語が伸びる人がしている5つのコト
今回紹介する行動や考え方は、誰しもがマネできることなので、留学の準備段階から留学中においてぜひ意識してみてください。
では早速見ていきましょう!
1. 留学を通して「なりたい姿」を持つ
留学に憧れを持ちすぎて、留学に行くことがゴール(目標)になってしまう人が時々います。そのような人は、留学に来た時点で満足してしまうので、留学中の英語も伸びないケースが多いです。
反対に、留学で英語が伸びるのは「留学での経験や成長を通して、今後何かに挑戦したい」という人。もちろん留学も全力で楽しみますが、それがゴールではなく通過点という意識を持っています。
そうゆうタイプの人の方が英語を伸ばしやすいのには、2つの理由があります。
- 自分にいま何が必要なのかわかっている
- モチベーションを常に高くキープできる
留学後になりたい姿を目標としてイメージできていると、留学中に自分が何をすべきかがはっきりわかるようになります。
「英語力を上げる」と言っても、どのような英語力を身につけたいのかによって、取り組むべき学習が変わってきます。例えばサッカーで、ドリブルが上手くなりたいのか、シュートが上手くなりたいのかによって、するべき練習内容が変わってくるのと同じです。
留学においても、「直近で目指したい自分の姿」に合った勉強をするのが一番。
「世界を旅するために必要な日常英会話を身に付けたい」
「ワーホリで、現地の仕事につくための接客英会話をマスターしたい」
「英語で論文を書くためのライティング力が欲しい」
このように、目的によって必要な英語力も勉強法も変わってくるのです。なので特に短期留学では、留学後の理想状態をイメージし、自分に合った学習スタイルを選ぶようにしましょう。
また、明確に目指す姿をイメージできている人ほどモチベーションの維持がしやすく、長期留学特有のスランプも乗り越えられるようになります。
明確な目標でなくても大丈夫です!
ただ、「なんで自分は今留学しているのか」という質問に、自分なりの答えを持つようにしましょう。
留学自体をゴールにせず、「この経験を通してどうなりたいか」のイメージを持って留学すると、英語は伸びやすい!
2. 留学前から勉強を始めている

実際、留学前から英語を勉強している人は全体の1割以下です。留学前は日本国内での準備が忙しいこともあり、ほとんどの方が事前学習をせずに出発してしまいます。
しかし留学中に英語力を伸ばすことができるのは、留学前から英語学習をはじめていた数少ない人たちの方です。
留学前の事前学習が大切な理由は、留学中の時間を最大化できることにあります。留学は、英語でのリアルなコミュニケーションに触れるアウトプットの場。そのような整った環境で、文法や単語などの自分でもできる基礎学習に時間をあてていては、環境を活かした成長ができません。
留学開始時の基礎英語力が高ければ高いほど、スピーキングやリスニングの機会を作りやすいので、留学中の成長スピードも上がります。ポイントは、留学前に超初級者の期間をどれだけ終えられるかどうか。
それゆえ、留学前にインプットを多くしてきた人たちの方が、留学中に英語力を大幅にアップできるのです。
留学前から日本での学習に取り組む人(全体の1割)になると、留学中の成長スピードが劇的に加速する!
3. 英語を話す機会を授業外でも作る

英語を留学先の授業だけで学ぼうと、やはり限界がでてきます。実際、授業のみで英語を伸ばした人は見たことがありません。
留学で英語を伸ばす人たちは、授業を全力で受け、その上で授業外でもたくさん英語を使っています。それも、勉強的な意味で英語を使う機会を作っているのではなく、授業で習った英語を友達とのコミュニケーションでも楽しく応用してみる、という感覚の人がほとんど。
授業外で英語を使う人は、単純に英語に触れる時間が長くなりますが、それ以外にも大きなメリットがあります。
授業での「正確なインプット」と日常生活での「自然な形での実践」を繰り返すことで、良い学習サイクルが生まれます。良いサイクルに入れば、以下のようなメリットがあります。
- 学んだ英語を使う場面をイメージしながら、授業内容を理解できる
- 授業で習ったことをすぐに授業外で試すことができる
また、日本の学校での授業を思い出すとわかりやすいのですが、学校で先生が使う言葉と友達同士で使う言葉は違いますよね。
授業外でも英語を話す機会を作ることによって、丁寧な英語とカジュアルな英語の違いを理解し、よりナチュラルな英会話が身につくようになります。
飛躍的に英語を伸ばしている人は、必ず授業外でも英語を使ってコミュニケーションを楽しんでいる!
4. 英語力が低くても自然なコミュニケーションをとる
留学で英語が伸びる人は、英語力が低くボキャブラリーが少なくても、かたくならずに自然なコミュニケーションを取っています。
ほとんどの人は英語を話すとき、「ちゃんとした文法で英語を喋らなきゃ」と力んでしまい、ミスをしないように話そうとします。そのため、話す相手にもその緊張が伝わり、楽しい会話ができなくなるのです。
しかし英語を伸ばせる人は、外国人と喋るときも「英語の練習」としてではなく、純粋に「友達と楽しく会話をする」姿勢を持っています。そのため、自然に友達も増え、英語を使う機会も同時にどんどん増えていくのです。
好きこそ物の上手なれ、ということわざがあるように、楽しめないものは上達しません。まずは、ちょっとでも英語が通じることを楽しみ、人対人の自然なコミュニケーションを大切にしましょう。
留学で伸びる人は、コミュニケーションを楽しむ「手段」として英語を使っている!
5. 英語ができる人にどんどん質問する(素直)

ひとことで言うと、素直な人ほど英語の伸びが速いです。
語学留学で英語を伸ばす人は、わからない時にはわからないと言い、質問できる人。ネイティブが相手でも、自分より英語ができる日本人が相手でも、気にせず質問をして吸収します。
一方でほとんどの人は、自分より英語が上手な日本人を見ると、自分の英語力が恥ずかしくなったり、プライドが邪魔して英語を話せなくなります。
しかし、そのような恥じらいやプライドは英語を身につける上での一番の敵。英語が苦手な状態は、非ネイティブであれば誰しもが通ってきている道なので、気にする必要はありません。
これは私自身も英語が話せるようになってから気付いたことですが、英語が話せるようになると他の人の英語力を気にしなくなります。なので「自分より英語が上手な人の前で話すのが恥ずかしい」という心配は無用。誰もあなたの英語力を気にしていないと思って大丈夫です。
それよりも、英語ができる人に出会った時は、普段の英語勉強法や学習のコツを教えてもらうようにしましょう。それ以外にも、ネイティブには教えてもらいにくい、細かい文法のルールなどを質問するのもGood!
わからないことをどんどん聞いて、「わかること」をコツコツと増やしていった人だけが、留学中に英語を伸ばすことができます。
英語が伸びるのは、恥じらいやプライドを捨てて、わからない事をどんどん質問する人!
まとめ
では最後にもう一度、ポイントをおさらいしてみます。
- 留学を通して「なりたい姿」を持つ
- 留学前から勉強を始めている
- 英語を話す機会を授業外でも作る
- 英語力が低くても自然なコミュニケーションをとる
- 英語ができる人にどんどん質問する(素直)
この5つを実践すると英語が伸びるだけでなく、留学をさらにエンジョイできます。なぜなら、英語を使えるようになることで、留学中に触れる世界も格段に広がるからです。
ほとんどの人にとって、海外で学ぶ機会は一生のうちそう多くないはず。今回ご紹介したコトを実践し、あなたの留学にもぜひお役立てください!
また、留学で伸びない人の失敗例からも学びたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
長文お読みいただきありがとうございました。