「最近タックスファイルナンバーについて友達から聞いたけど、何のことかイマイチわからない。。」
ワーホリ(ワーキングホリデー)を始めたばかりの方には、このような方も多いのではないでしょうか?
なんだか難しそうな響きですが、まったく心配無用。
この記事を読めば、2020年版タックスファイルナンバーの申請を約15分で終えることができます!
ワーホリを始めたばかりで、タックスファイルナンバーの申請が控えている方は、ぜひご参考にしてみてください。
タックスファイルナンバーとは?
タックスファイルナンバー(Tax File Number / TFN)とは、オーストラリア国税庁が発行する納税者番号のことです。
一度申請すると、その後ビザの種類を変更したり名前が変わった場合でも、変わらず同じ番号を使い続けることができます。
タックスファイルナンバーの取得は義務ではありません。しかし取得しないと損をすることが多いので、オーストラリアで働く場合はぜひ取得しておきましょう!
タックスファイルナンバーがないと、、
・給与に対してかかる所得税率が高くなる
・タックスリターン(確定申告)を申告することができない
TFNのオンライン申請の条件
オンラインで申請するためには、いくつか条件があるので確認しましょう。
・オーストラリア以外の国のパスポートを保持していること
・すでにオーストラリアに入国していること
・オーストラリアで働くことのできるビザを保有していること
(ワーキングホリデービザ・学生ビザ・永住ビザなど)
オーストラリア入国前から申請を済ましてしまいたい方もいるかもしれませんが、申請は入国してからと決められているので注意しましょう。
さらに申請の際に準備しておくものもあります。
・パソコン(なければスマートフォン)
・パスポート
・オーストラリアで使用できる携帯番号
・GmailなどのEmailアドレス
・書類を受け取るためのオーストラリアの住所
まずこれらを準備して、申請にのぞみましょう!
タックスファイルナンバーの申請方法
それでは、早速タックスファイルナンバーのオンライン申請をしてみましょう!
全部でたった15分ほどで終わります。
英語も含め、全てわかりやすく説明していくので、ご安心ください。
ではまず、オーストラリア国税庁の公式ページを開きましょう。
※申請方法等は突然変更される場合もあるので、下記の情報は参考までに自己責任でご利用ください。
1. Individuals(個人)のページへ移動

ここでは、ログインをする必要はありません。
画面左上の「Individuals」にカーソルを合わせると、項目がたくさん出てきます。
2. タックスファイルナンバーの申請ページへ移動

リストの中から、「Apply for a TFN」という項目を見つけて、クリックしましょう!
「Tax file number」というカテゴリの中にあります。
3. 外国人向けのページへ進む

オーストラリア以外の国のパスポート保持者なので、
一番上の「Foreign passport holders, permanent migrants and temporary visitors」という項目をクリックして進みます。
4. 申請条件を確認

先ほど紹介した申請についての条件が、英語で書かれています。
確認できたら「Apply online for a TFN」ボタンをクリックします。
5. 申請条件の詳細を確認

こちらも、先ほど紹介した申請条件やタックスファイルナンバーを一度発行すると一生使い続けることができる旨が書いてあります。
目を通してOKなら、「Next」ボタンをクリックします。
6. 申請に関する注意事項を確認

TFNの取得は義務ではないが取得しないまま働くと税率が高くなること、
今から記入する申請内容の概要などが書かれています。
こちらも、目を通してOKなら、「Next」ボタンをクリックします。
7. 渡航情報の入力

①パスポート番号(旅券番号)を入力
パスポートの顔写真ページ右上に記載されている、アルファベット2桁と数字7桁のものです。
②パスポート発行国選ぶ
リストから「Japan」を選択します。
③オーストラリアへの訪問経験
過去にオーストラリアに来たことがあれば「Yes」、なければ「No」を選択します。
3つの項目の記入が終われば、右下の「Next」ボタンから次のページへ!
8. 個人データを入力

①敬称をリストから選ぶ
男性は「Mr」
未婚女性は「Miss」
既婚女性は「Mrs」
②苗字を記入
TANAKA など、パスポートの記載通りに記入。
③名前を記入
YUKA など、パスポートの記載通りに記入。
*その他ミドルネームなどがある人は、「Other given names」の項目も記入
④旧姓・英語名などがあるか
ある場合は「Yes」、ない場合は「No」を選択。
⑤生年月日を記入
1994年3月14日の場合は、「14/03/1994」と記入。
⑥性別
男性は「Male」
女性は「Female」
LGBTなどの方は「Indeterminate」
⑦配偶者の有無
結婚している場合は「Yes」、していない場合は「No」を選択。
⑧配偶者の情報
前の質問で「Yes」と答えた人のみ、配偶者の情報を記入。
すベて書き終えたら、右下の「Next」を押して次へ進みましょう!
9. 過去に登録した公式データの入力

①TFNやABNの申請経験の有無
過去に、タックスファイルナンバーやABN(オーストラリアでの事業登録番号)を申請したことがある人は「Yes」
②TFNやABNの取得経験の有無
過去に、上記の番号を自分名義で取得したことがある人は「Yes」
③TFN/ABNの詳細
前の質問で「Yes」の人のみ番号を記入
④タックスリターンの申請経験の有無
過去に、オーストラリアでタックスリターンを申請したことがある場合は「Yes」
⑤不動産などの資産の有無
現在、オーストラリアにて不動産などの資産を持っている場合は「Yes」
⑥税務局がセンターリンクにTFNを送ることを許可するか
永住者向けの質問なので、学生ビザもしくはワーキングホリデービザをお持ちの場合は、「No」にします。
*ATO:オーストラリア税務局
*Centrelink:オーストラリア政府の社会福祉機関
*CRN:Centrelink Customer Reference Number(センターリンクでの照会番号)
すベて書き終えたら、右下の「Next」をクリック!
10. 住所データの入力

①番地・ストリート名
②の街名より下に該当する住所(番地など)を記入する。
②街/市の名前
Brisbaneなど街の名前を記入する。
③州名を選択
NSWなどをリストから選ぶ。
④郵便番号
4ケタの番号を記入。
⑤記述した住所に今住んでいるか
基本的には「Yes」。上で記入した住所に今住んでいない場合のみ「No」を選択する。
⑥今住む家の住所
前の質問で「No」と答えた場合のみ、今住んでいる住所を記入する。
すベて書き終えたら、右下の「Next」から次のページへ!
11. 連絡先情報の入力

①連絡先の指定
特別な事情がない限り、「Me(自分)」を選択する。
②連絡する人の氏名
「Me」を選んだ場合は、自分の氏名をパスポートの記載通りに入力する。
例)YUKA TANAKA
③オーストラリアでの連絡先
普段連絡がつく携帯番号を記入しましょう。1つ埋めれば、他の番号は埋めなくてもOK!
④E-mailアドレス
普段よくチェックするGmailなどのアドレスを記入しましょう。
すベて書き終えたら、右下の「Next」をクリック!
12. 最終確認(宣言)

・誤まった内容や誤解をまねく記入を意図的にしていた場合、罰則があります。
・このSubmitボタンを押すことは、申請内容が完全であり、正しいものと宣言することを意味します。
さいごに、これら上記の内容に同意することを宣言して、提出します。
「Submit」ボタン(提出)を押すとタックスファイルナンバーの申請完了です!
Submitボタンを押した後の画面の「Your application reference number:」の後に、ご自身の申請番号が記載されるので、メモをなどに残しておきましょう。
*この番号は、この申請時の番号であり、タックスファイルナンバーではないので注意しましょう。
もし上記の方法でできなかった方は、留学知恵袋さんの動画解説付き記事をご参考ください。
「タックスファイルナンバー(TFN)の申請方法【動画解説付き】」
タックスファイルナンバーの受け取り
申請後28日以内に、登録した住所宛にタックスファイルナンバーが郵送されます。
*ほとんどの場合2週間以内
もし届かない場合はATO(オーストラリア税務署)に電話し、申請番号を伝え、確認してみましょう。
または、直接最寄りの税務署に行き、確認することもできます。その際は、申請番号とパスポートを持参しましょう。
タックスファイルナンバーの申請方法まとめ
みなさんも、タックスファイルナンバーの申請できましたでしょうか?
最後にもう一度、ポイントをおさらいしてみます。
- タックスファイルナンバー(TFN)は、納税者番号のこと
- 取得しないと、税率が高くなり損をする
- 約15分で簡単にオンライン申請ができる
最初はむずかしく聞こえる書類関係もクリアし、ぜひ充実したワーホリに挑戦してください!
長文お読みいただきありがとうございました。